セミが泣き出した。

油蝉、熊蝉、寒蝉。色んな声がする。此処は。
仰向けになって天上を見てた。蚊取り線香を炊いている。涼しい風が家を抜ける。
「・・・・・・・・・。」
音華は放心していた。
あの出来事から1週間がすぎた。音華は閉じこもりっきりだった。
芳河もスパルタでしばき上げに来ない。煮え切らない。
噂は聞こえてた。
若草様の娘はとんだできそこないだということ。乱暴で、粗野だとかなんとか。
慣れてる。気にしない。

「芳ちゃんなら、居ないよ。」
エリカがあっけらかんに言った。
「ちょっと、他のお屋敷のほうに用事があって、行っちゃった。・・・れ、知らなかったの?」
「・・・・知りませんでしたけど、なにか。」
「・・・・・・・、ま、無理もないか。」
「?」
何がだ。
「峰寿も一緒に行っちゃった。多分、あの人と一緒に帰ってくるんじゃないかな。」
「・・・あの人?」
「ん。此処の一番偉い人。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・芳河と婆より上が居たんだ。」
「あははっ。普段はそうだね。婆やが此処を管理してるかなっ。」
エリカが笑った。
「この陰陽道一門を作った人だよ。」
「・・・・・・此処、そんなに新しいんだ。」
「建物は古いけどねっ。一門自体は新しいよ。まだ二十余年くらい。」
「・・・・・・・・・・・へー・・・・。」
庭を見つめた。
「なぁ、神隠しって本当にあるのか?」
「え?」
エリカは突然の質問に驚く。
「なんで?」
「・・・なんか、そういう噂を聞いたから。神隠し・・・あったとかなんとか。」
「・・・・・・・・・・・あ、もしかしてあれかな。高校生二人の。ちょっと前だよね。」
「多分。」
エリカがうーん、と唸る。
「神隠し、って言っても多分、神様が人間を攫うっていうのとは違うと思う。原因はやっぱりゴーストだったり、死神だったりすると思う。」
「日中に起こるもんなのか?」
「起こる時は起こるよ。」
ふーん・・・、と答える。実はこの事件結構地元から近かったということを耳にした。
園長先生や、妹達が心配だった。

「ごめんくださーい。」
声がした。エリカは振り向いて、お客だ、と言った。
若い男の声だった。
エリカについて、久しぶりに部屋の外に出た。食事以外で。玄関まで行くと若い男が立っていた、年は同じくらいか少し上だろうと思った。明るい茶色い髪の毛に大きな目でかわいい感じだった。左手に変な形の布の手袋のような物をつけていた。首から提げた不思議な色の石がきらりと光る。
「あ・・・っスズル君だ!」
エリカが笑って駆け寄った。
「!エリカ。久しぶりーっ。」
にこっと彼は笑った。スズル、という名の少年らしい。
「どうしたの?今日ははるばるご苦労様っ。」
「いや、姫さんにちょっとお話があって・・・。」
「あー・・・タイミング悪っ!丁度今居ないんだよ。」
「あ、やっぱり?」
笑った。
「いや、いいよ。腕の布、貰いに来たついでに話せたらって思っただけだから。」
「あぁ、もう変え時・・・?」
頷く。
「ちょっとこの間、無茶な使い方しちゃったから。」
「よく来たの。」
「あ、婆やさん。こんにちは。」
微笑んだ。
「用意はできてるで。いつも来てもろて悪いの。」
「いいえぇ。今日は、芳河は居ないんですか?いつもならアイツが対応するのに。」
「今出払ってての。」
「あははっ、今百鬼夜行が来たら、ちょっとピンチですね。此処も。」
「なめてもろては困るな。スズル殿。」
婆やも笑った。
「・・・・・・ん?」
音華に目を止めた。
「・・・・こちらは?」
エリカに聞く。
「紫 音華ちゃんっ。若草様の娘の。帰ってきたの。」
強制的に、心で付け足す。
「・・・へぇー。宜しくっ音華チャンっ。」
「・・・・・・・・・・よ、ろしく。」
慣れません。まだ。握手をする。
じっとスズルの左手を見る。
「気になる?」
察したようにスズルが聞いた。
「あ・・・っいや。」
彼はにこっと笑った。屈託ない顔で笑う少年だ。
「死神の手だよ。」
「・・・・・・・・・・・?」
彼はにこっと笑って、歩きだした婆やの後ろを追いかけた。
「じゃ、またねっ。」
軽やかだ。
「・・・・・・・・あいつ、誰だ?」
「スズル君。陰陽師じゃないけど、すごい力を持った子なの。生まれつき特殊な腕を持っててね。」
「・・・・腕・・・死神の?」
「うん。正しくは、前世。前世の義手が死神の腕だったんだって。だから彼の腕は遊霊にもさわれるし、すごい霊力をはじき出すよ。陰陽術も仕えるけど、死呪と術祖がすごい長けてるの。この国じゃ指折りの人間じゃないかな。」
「・・・・・・・・・・・へー・・・。」
「でも勿論服作用もあってね、特殊な布で掌とか包んどかないと、死神の手は、やっぱり生者の世界では災いを引き起こしやすいんだって。」
「・・・・・・・・・・へー・・・。」
エリカは笑った。
「すごくいい子だよっ。私と同い年っ。」
じゃあ、二つほど、上か。

「音華ちゃんは、芳河について行かなかったんですか?」
「うむ。芳河も連れて行きたくなかったんやろう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・そりゃ・・・そうか。」
歩きながら奥へ進む。
「・・・相変わらずですか、此処は。」
「変わらんなぁ。」
「静かだ。」
スズルが笑う。穏やかな笑顔で笑う。
「陰陽道には入らんのやね。」
「何度も言うように、俺は俺のやり方で霊を救っていきたいだけです。」
「なるほどな。」
「なにも陰陽師を批判してるんじゃないんですよぉ?」
「わかっとる。主にはいくらか世話になっとるでな。」
長い廊下だ。奥の蔵まで。
「音華ちゃん、結構辛酸、舐めてるんじゃないですか?」
「何故そう思う。」
「此処だからです。」
「・・・・せやな、世辞にも幸せそうには見えん。」
「此処の人たちは、特殊ですからね。いろんな意味で。」
空に光る日を見る。もうすぐ強い夏の日差しに変わる。
「音華を甘やかしはせん。むしろ辛く当たるもののほうが多かろう。」
「ま、想像は出来ますよ。若草様の娘ってんで幾分それは増すでしょう。」
「せやな。誰もが音華を恐れておるし、失望もしておる。大方勝手な想像で音華を才華だと決め付けていたんだろう。」
「・・・あれだけの親を持ってますからね。」
蔵の前で二人は止まる。
婆が呪文を唱すると鍵が開いた。


「音華ちゃんっ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・おう。」
音華は縁側で一人本を読んでいた。エリカが貸してくれた落窪物語だ。古語すぎてあまり理解できないがそれ以外の物は無さそうなので仕方なく掻い摘んで読んでいた。
「何読んでるの。」
「落窪。」
「あぁ、継子いじめの原点か。」
なんのこっちゃ。
「なつかしいなぁ。高校で読んだきりだ。源氏は読まないの?」
「源氏・・・あぁ、あの娘のように育ててきた少女にすら手を出す日本文学史上最悪のプレーボーイか。」
ひどい印象である。
「此処は君にとって、落窪の間かい?」
「・・・・・・・・・・・・・・。阿漕のいない?」
見上げる。スズルは微笑んでいた。
「外に出ない?音華ちゃん。」
「門の?」
頷く。
「俺がいたら問題ないよ。」
「・・・・・左近少将道頼殿ですか。」
「阿漕抜きのね。」
微笑んだ。


門の外は、この間の幽霊屋敷一件以来だ。心なしか山の風が冷たい。
「あそこは窮屈かい?」
「・・・・・・・・・・・・。」頷いた。
「まぁ、あそこの連中の中には、思考が堅い奴があるからね。」
笑った。
「芳河とはうまくやってけてる?」
「まったく。」
「ふーん。」
さらりとスズルは言った。さらさらの髪の毛が揺れる。
「一回ぶん殴った。」
音華は、呟いた。歩く。足元に生える蒲公英の黄色が目に映る。
「この前も、気に食わなくて、怒鳴った。」
「・・・・・・・・・ふーん。なんで?」
「・・・ゴーストだからって・・・問答無用で消すんだ。」
スズルは黙る。
「解かってる。そうすることでしか報われないんだろ。」
「うん。ゴーストはね、消しちゃうしかないんだよ。」
スズルは振り向いてにこっと笑った。とてもあっさりと、彼も言った。
「そうやって、救うしかないからね。」
「・・・・・・・・うん。エリカに言われた。」
スズルは歩く。歩く。どこに向かってるんだろう。門から大分はなれた。
「アイツ。何にも言わねぇから。腹が立つ。」
「何も言わない?」
頷く。
「いつもエリカが弁解に来る。俺が怒鳴っても、殴っても、あいつは、俺に何も言い返さないんだ。ただ黙って俺を見る。それが、俺は腹立つ。」
そうだ、腹が立つ。アイツは、分かってる。俺が解かってないことも全部。なのに、ただ黙って俺を見るんだ。
「莫迦にしてるんだ。いつも。俺が何も解かってないこと、黙って莫迦にしてるんだ。」
風が吹いた。黒い烏が木々を渡った。沈黙。
「・・・んーでも。」
スズルがふいに、道をそれた。音華はそれに続いて、目にした瞬間息を呑んだ。
「芳河は、音華ちゃんのこと、よく解かってると思うよ。」
夕の日が、向こうの山影に沈みながら空の色を紫と赤で染めていく。白い雲に熱もを持たせ、腹を染めている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで。」
「んー。芳河と音華ちゃんは、似てるからさ。」
「似てる?」
冗談は止めてください。夕日が顔に当たる。スズルは微笑んだ。
「アイツ、人に厳しいけど、自分にも厳しいからね。解かりにくいかもしんないけど。音華ちゃん見てると、自分を見てるような気がしてならないんじゃないかな。」
「・・・どこらへんが。」
是非例が聞きたいです。
「それは、性格とかの話ではなくってさ。・・・そのうち分かるよ。」
にこっと笑う。音華はぶすったれて、目をそらし、燃える日の光で赤く染まる草を見た。
「施設で、育ったんだったよね。」
「・・・・・・・・・・・・あぁ。」
「此処を恨んでる?」
「・・・・。」
頷かないが、首を振りもしない。
「親を恨んでる?」
同上。
「ここは、無情だから。」
また無情か。
「・・・どうして子供がいつも、苦しまなくてはならないんだろうね。」
「・・・。」
スズルの顔を見上げた。赤く染まるその顔は、どこまでも淋しそうで、音華は言葉を選べなかった。口から出て来ない。
「スズルも・・・・・親に・・・・。」
言いかけて止めた。スズルは首を振る。
「俺は、親は両方いるよ。出来た人たちだし、苦しめられたことはないかな。むしろ感謝してる。こんな特異体質で生まれてきた俺を、あそこまで熱心に育ててくれたこと。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「だけど、俺の知り合いに、親に殺された子がいる。」
「・・・・殺された。」
「虐待だった。」
表情は苦い。
「不条理だ。」
スズルが呟いた。眉間のしわが深い。音華は黙った。
「・・・ごめんごめん。変な話した。」
謝って笑った。元来た道を引き返し始めた。
音華は黙ってついて歩いた。
「若草様は、音華ちゃんのこと、いつも気にかけてた。」
ドキッとした。
「ずっと、心にひっかかって、亡くなる寸前も・・・音華ちゃんのことを気にしてた。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そ・・・。」
「又聞きだけど、確かなことだよ。」
笑う。


次の日の朝、スズルは去った。
「それじゃ。」
「またねっ!」
エリカが手を振る。
「じゃあ、またね。音華ちゃん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・おう。」
スズルはにこっと笑った。
そしてあの布の巻かれた掌を振り、坂を下っていった。
「歩くのか、スズルは。」
「うん。いつもこの道は歩くみたい。途中から車呼んでる筈だよ。」
エリカが音華を見た。
「スズル君、いい子でしょ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・おう。」

車が止まった。
「スズル。」
「!芳河っ。」
スズルは駆け寄った。
「久しぶりだな。」
「そっちも。元気?」
「あぁ。手は焼いてるが。」
「音華ちゃんかっ。」
笑った。
「会ったのか。」
「うん。」
「・・・・じゃあ、部屋からは出てきたんだな。」
「俺、少将ですから。」
「?」
スズルが笑った。
「姫さんは?」
「2時間後、峰寿と来るはずだ。用があったのか?」
「いや、話せればよかったかなっていうくらい。この間ちょっと一山あったからさ。」
「・・・悪霊か。」
頷く。
「死界の姫に会ったよ。死界のほうも、何かありそうだ。」
「・・・・・・・・・・そうか。」
「また、姫さんには文でも書くよ。」
「分かった。」
スズルがにこっと笑った。
「・・・なんだ。」
「綺麗な華なんだから、もう二度と地面に落とされないように。芳河が守ってやれよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「俺、あの子が此処を変えそうな気がしてならないよ。」
ははっとスズルが笑った。
「じゃ、また。俺の町、寄る事があれば言ってくれな。一度音華ちゃんとぷよぷよ対戦してみたいからっ。」
「・・・音華つきか。」
「お目付け役でしょ?」
笑う。
「道頼、交替っ。」
スズルは笑ってパチン、と芳河の手を打った。
「・・・気を付けろよ。」
「そっちも。」
手を振ってスズルは下る。芳河は上る。
「華・・・か。・・・・いい名前ですね。若草様。」

「あー。芳ちゃん!」
ぎくっとした。音華はまさかコイツが今帰ってくるとは露知らず、エリカと一緒に縁側に座って落窪物語を解説してもらっていた。
「エリカ。調子はどうだ。」
「ばっちりっ、そっちは?」
「ぼちぼちだ。」
芳河が音華に目を遣る。音華は同時に目をそらす。
「・・・死呪はやったのか。音華。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・いや。」
あら、きまずい。エリカは二人の会話を黙って聞く事にした。
「言霊は。」
「・・・・・・・・・・いや。」
芳河はため息をついた。
「来い。」
「え・・・?うっわ・・・!」
ぐいっと捕まれて立ち上がらされた。
「ちょ・・・!痛いだろ!何すんだよ!」
「黙ってついてこい。」
ずるずると引き摺られた。エリカは目を丸くしてその光景を目で追った。
「っとに、不器用なんだから。」
一言、ため息。そして微笑んだ。

「いだだだ・・・!てめぇ!離せ!」
シカト。芳河は引き摺って廊下をずんずん奥まで行く。
「はな・・・・っ!」
止まった。
「・・・此処・・・?」
「言霊衆が今まだ留まっている座敷だ。」
「!」
逃げようとした。
「逃げるな。」
がしっと掴まれた腕は離されない。芳河の力は強かった。音華の莫迦力でも振り解けない。汗が出る。
一声かけて、芳河はガラッと障子戸を開けた。
中には何人かの言霊衆がいて、音華の姿と芳河の姿を見るなり空気が固まった。芳河は一歩部屋に進む。音華もひっぱられて入らされる。
「突然失礼します。先日の一件、言霊衆の方々にはご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。」
そして、芳河に頭を下げさせられる。音華は半ば無理矢理腰を折る。
言霊衆の目は冷たかった。音華は目をつむった。見たくない。
「それから、突然無理を言って変更させたことを告げず、元ある流れを乱したこと謝ります。音華のことも、全ては俺の責任です。ご容赦ください。」
芳河はそういうと、膝をついて背を折った。
「・・・・・・・・・・っ。」
音華はその芳河の姿に言葉を詰まらせた。
「・・・っ・・・・・す・・・すみませんでした・・・・。」
音華も、その横に座って背を折って謝った。
汗が滲んだ。こんな風に謝ったのは久しぶりだったから。
喧嘩やらなんやらで、よく園長先生が学校に来た。警察にも行った事がある。
その度に彼女は自分のために腰を折った。自分のために謝った。
心が詰まる。たとえ、自分が謝ることをしていなかったとしても、自分のせいで腰を折る人間をみると心が詰まる。
自分のために、謝ってくれる人が居ることで、音華は救われたことが多々あった。
園長先生が居てくれなかったら、きっと、もう手に負えない人間になってただろう。
その園長先生がしてくれたことを、今横で、芳河がやっている。汗が出た。
高校生になって、自分の仕出かしたことは何とか自分で尻拭いできるようになって来て、もうあんな胸の詰まる想いはすることないだろうと思っていたのに。
「そんな、顔、上げてください。芳河様。」
あの中年の女が言った。
「最後はあなた様のおかげで全て事がすみました。あなたが頭を下げることなんてひとつもありませんやないの。」
芳河は顔を上げた。
「音華は、俺の弟子です。音華の失敗は俺の責任です。違いますか。」
「・・・・・っ・・・。も、もうええんです。そっちの女の子も、反省しとるんやったら、なんも言うことはございません。」
音華も顔を上げた。だが眼は畳を見つめ続けた。
「・・・ありがとうございます。また、宜しくお願いします。」
芳河がもう一度軽く頭を下げて立ち上がった。
音華も頭を下げてから立ち上がった。始終下を向いていた。そして「失礼します」と言うと二人はその間を離れた。
無言で、今度は引っ張られることなく自分の部屋へと歩いた。芳河が前を歩く。音華はその背中を見た。
「・・・・・・・・・・・なんで、お前が頭を下げたんだよ・・・。」
「言っただろう。俺はお前の、一応の所、師だからだ。」
「関係ねぇだろ・・・っ。俺だけ謝らせればすむ話だろ・・・っ。」
芳河は何も言い返さなかった。
「・・・・・ち・・・・・・・・くしょー・・・・。」
音華は呟いた。
「ありがとうございました・・・・!」
叫んだ。そして、芳河を思いっきりぬかしてドカドカと自分の部屋へ急いだ。
「おい音華。」
足を止めた。
「・・・・・・なんだよ。」
振り向く。
「お前、ぷよぷよできるか。」
「・・・は?」
沈黙。
「そのブヨブヨっていうのは、なんの術だよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、もういい。」
「?」
ふっと芳河が笑った。莫迦にしてるとしか思えませんでした。
「この後すぐに死呪の練習を行なう。そのぼさぼさの頭結ってから前と同じ場所に来い。」
「・・・・・・・鬼!」
音華は部屋に駆けだした。


On*** 12 終わり


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